◆輸入の茶蝶尾が、コンディション不良のため艶感が無いのをご紹介。なんとなくでも掴んでおきたい金魚のサイン
金魚の状態を知るために『艶–つや–』を見ると言うのを聞いたことはあるでしょうか。
分かりやすく『ヒレをたたむ』や『白点病が付いている』『水面に浮かんで転覆している』と言った症状とは異なり、なんとも艶とは分かりにくい部分があります。
分かりづらいですが、なんとなくでも知っておくと、言葉を話せない生き物の状態を知るヒントになります。
見慣れてくれば、水換えをしたり、塩分濃度調整を行い病気を未然に防げるようになりますので、こんなものかと知っておくのが良いです。
◆白っぽく濁るサイン
この写真の様に金魚の後頭部の辺りが白っぽく濁って見えます。元気であれば艶があり色むらも感じないはずです。
これは身体を包む透明な粘膜の分泌が崩れてしまい、白っぽく濁って見えています。
粘膜は細菌などから身体を守る役割があるので、この状態は望まれない状態です。
↑水槽の隅っこで落ち込んでいるようなのも不調なサインです。金魚のコンデションを知る重要なサインの1つです。
◆どこが白っぽくなるかは決まってません
『艶がなくなる』と表現されるだけあり、もっと分かりにくく光沢を失っている事はよくあります。
身体のどの部分かも様々で、背中や全体的に艶がなくなるパターンもあります。
お店の段階でその様な状態が見られる個体は、飼育経験があまりない場合は控えましょう。
その段階からの移動は、金魚に負担をかけるので購入後のトリートメントがポイントとなります。
◆艶がなくなった時の対処法
ストレスを減らして安静にする事でコンディションは回復します。
塩分濃度調整は必ず行いましょう。メチレンブルーやアグテンなどの魚病薬は水中の細菌を減らす効果がありますが、塩には魚自体の免疫力・回復力を上げる効果があります。
0.3%〜0.5%の濃度に調整するには少し手間がいるので、市販のアクアリウム用塩を利用すると、入れる分量が分かりやすく良いでしょう。
早期発見、早期治療はセオリーですが、何よりも病気にしないことです!
ではでは(^^)