◆最高に輝くニシキゴイことドイツ黄金とは。夏から秋へ向けての飼育ポイント

錦鯉を水槽で飼育するアクアリストもだいぶ増えてきているような印象です。

品種が多いため様々な組み合わせを楽しみながらオリジナルの水景を楽しめますし、同じ品種でも個体差が激しく自分好みの錦鯉を集める楽しみもあります。

そんな大切な錦鯉の飼育では季節の変わり目は病気にもなりやすいので、しっかりと準備しておきましょう。

 

↑体側に横一閃の大判が目を惹く個体。探すと意外と見つからないことも。

◆最高クラスに輝くニシキゴイ

写真でも分かるように非常に美しく輝く色彩を持つのが『ドイツ黄金』です。

光の濃淡と言うようなグラデーションは、ドイツ鯉特有の鱗(ウロコ)から放たれますね。

大判のウロコが作る模様は、個体によりバラバラで気に入った姿を追い求めると、なかなか見つからなかったりします。

 

◆似たような黄金タイプ

ドイツ黄金のように、光沢を持つ品種には

『黄金』・・・通常の鱗を持つ黄金個体で、金色でも色味の違いの個体差は思いのほか激しい。

『プラチナ』・・・白色ではない光沢をもちます。混泳水槽でもひときわ目立つ。

『桜黄金』・・・紅白のプラチナバージョン。鮮やかな存在感がある

『大和錦』・・・3色持ちのプラチナ品種。平成錦もおります。

どれも光沢を地色に持つため、水槽内でも目を惹く存在になります。

◆調子を見極める基本は変わらない

錦鯉も金魚や熱帯魚の体調チェックと同様に、背ビレを畳む仕草は観察します。

調子がかんばしくない時に行い、同時に水底でじっとしていたり、エラの動きが異常に早い、もしくはくっついているようであれば、さらに注意が必要です。

速やかに0.3%の塩分濃度調整を行えば、自己回復して白点病などになる前に元気にしてあげることができますよ。

 

◆秋から冬へ水温の低下に合わせる

残暑が過ぎて秋から冬へ水温が低下すると、錦鯉の活動にも変化が起こります。

徐々に動かなくなるため、エサの食べる量も減るので与える量は減らしましょう。

また水換えを行う時も、水温変化が思っているより激しくストレスになることも。

いずれにせよ、白点病などの原因となりますので気をつけましょう。

本来は低水温にも強い品種なので、慣れればそのまま越冬モードに過ごしてくれます。

日本の四季に合わせて上手に管理していきましょう。

ではでは(^^)