◆国産キャリコ玉さば(薩摩養魚場)は、新潟産玉さばのライバルに?幼い個体は水合わせを慎重に。

玉さばとは、身体は琉金、尾ビレは子赤というような品種です。

そのため、尾ビレが力強く推進力があるため、琉金よりも泳ぎが素早くなっています。

人気の薩摩養魚場からのリリースの個体なので、とくに可愛らしく人気もあります。

定番の玉さばは、素赤や、更紗の流通量が多く、キャリコ柄は、ちょっと珍しい存在になります。

色合いの問題ではありませんが、幼い個体なのでまだ体力的に弱さを感じる事もあります。

水合わせは丁寧に行いましょう。

不用意に多種多様の金魚と混ぜると、病気をもらいやすく、すぐ不調になることもあります。

できれば本種だけて1週間でもトリートメント飼育すると、体調を崩すリスクは下がります。

 

 

 

 

ウンチから見える体調把握

長いウンチは、金魚の代名詞のような特徴です。

しっかりとエサを食べ、消化もしっかり行った様にみえますが、実はまだウンチに栄養は残っています。

ウサギも同じですが、金魚ももう一度ウンチを食べる食糞(しょくふん)を行い、もう一度体内で栄養吸収を行います。

「エサが足りないのでは?」と心配する飼育者もおられますが、たくさんエサを与えても食糞は無くならないので、残りエサで水を汚し過ぎないよう注意しましょう。

胃を持たない金魚ならではの、行動ですね。

こんな柄も混ざっています。

キャリコになりきれないような個体ですが、まだ幼い個体群なので色変わりが終わっていないようです。

産まれたての金魚は黒色で、成長とともに色がのってくるのですが、成長期の幼い個体は黒色→赤色→黒色→赤色など変色を繰り返します。

一度落ち着いたと思った頃にも、また色変わりをする事があり、はじめて見た方は調子が悪いのではないかと心配するほどです。

 

 

玉サバは定番の品種になっていますが、琉金や出目金ほどは見かけません。

しっかりと育てると、なかなか見ごたえのある姿に変化しますよ。

ではでは(^^)