◆輸入ランチュウは、大きさの割にお手頃なので面白い。選別された気になる存在たち。
国産らんちゅうと比べて、輸入ランチュウは大きな個体が安く手に入る傾向があります。
中国産も多いですが、インドネシアやタイなど1年中暖かい気候で育てられることで、成長スピードが早くコスト削減になります。
冬のような気温では、金魚の成長は止まってしまいます。ヒーターを使用すれば補えますが、電気代はバカになりません。
酷く体型の悪い個体は少なく、色柄もミックスならではの独特な配色が目に入ります。
ちょっと目を向けて見てはいかがでしょうか。
黄色いランチュウは、探すと意外と手に入らない。
エサもたっぷり食べていたであろう、立派な腹付きをしています。
虎柄に似ていますが、透明鱗や輝く鱗もよく目立ちますので、江戸錦にも近い特徴ですね。
顔まわりのボコボコ感は控えめですが、このくらいの方が可愛く見えたりもします。
好みが分かれるポイントですね。
口ひげ模様は愛嬌があり、好きな方も多いです。
胸ビレや腹ビレも黒色をしており、体側にある垂らしたような墨模様も良いアクセントに。
◆大きな個体を選ぶメリット
こちらの個体はMサイズの大きさになっており、明らかにSMサイズよりも成長しています。
その過程により、大きく育てるか、その時にリリースするかの選別に残った個体ということです。
なので、販売水槽を覗くと魅力的な個体が混じっていることが多いですね。
さらに、成長している分、自己免疫力や体力なども備わっており簡単には死にずらくなっています。
小さな個体を育てるのも楽しいですが、最初から大きめの個体を選ぶ理由もじゅうぶんたりますね。
ちょっと控えめ?!
江戸錦系の透明感のある色彩です。
墨が薄く青色に見える背部や、赤く透けて見える顔まわりなどスケスケ感がありますね。
薄っすらとのった緋色も効いています。
品評会へ出すタイプの蘭鋳ではありませんが、ご自宅で楽しむには悪くない存在です。
普通の赤色や白色に見慣れてしまったら…
ではでは(^^)