◆水換えをすると金魚が死んでしまう3つの原因と解決法とは?
魚の飼育には、水換えが必要です。
ただ換えるだけでは何も起こらないことが多いですが、ふと気がつくと『水換えの翌日に生体が死んでしまう・・・』という経験をする人は大勢いらっしゃいます。
なぜ死んでしまうのか・・・
主な原因3点についてご紹介致します。
◆新しい水は常温放置で水温を合わせる!
金魚は水温の変化にとても敏感な生き物です。
新しく入れ換える水もなるべく同じ水温にしてあげた方が調子が良くなります。
水道水にカルキ抜きを使用すれば、その場で直ぐに飼育水として利用できますが、水温の差をなくなりません。
ヒーターの入っていない水槽であれば、1時間ほど隣に汲み置きしておけば、ほぼ同じ水温に近づきます。
少し早めに水を汲んでから、掃除を始めると良いですね。
ヒーターを利用している場合は、バケツなどに一度水を汲んだら、ポットのお湯などを利用して温度調整すると良いでしょう。
水温計が手間な方は、指の感覚で良いので、だいたい同じくらいに合わせて使用することをお勧めします。
◆水を換えるのは半分までにしてみる
水換えのたびにお魚が死亡してしまう時は、なるべくショックを減らすよう心掛けます。
水は温度の他に『ペーハー』や『総硬度』と呼ばれるものなども合わせて水質と呼ばれます。
水槽で飼育するなかで、金魚のエサやフンなどさまざまな影響を受け水質は変化するものなのです。
飼育はじめ時によくやってしまう、丸洗い(水槽の水を全て変えて、砂利やフィルターなどを洗ってしまう)は避けて、1/2〜1/3水換えに変更してみましょう。
◆バクテリアを上手く飼えば、金魚も上手く飼える
水槽の水を綺麗にしてくれているのは、主にフィルターに住むバクテリアたちです。
水換えでは水中を漂うバクテリアを捨ててしまいますし、フィルターや底砂には多くのバクテリアが住んでいるため、洗浄すると大量のバクテリアを失うことがあります。
すると、魚の排泄物から出るアンモニア(毒素)の分解がスムーズにいかず、魚がダメージを受け、弱って死んでしまいます。
予防方法としては、換える水の量を1/2~1/3にすることや、市販のバクテリアを添加することです。
とくに初期の水槽内にはバクテリアが少ないので、積極的にバクテリアの追加を行うと良いでしょう。
せっかくの水換えで魚が死んでしまうことは多くのアクアリストが経験することです。
とくに何も意識ぜずとも問題が起こらないこともありますが、つまづいた時のご参考になれば幸いです。
ではでは(^^)