◆水槽で飼育する錦鯉たち。孔雀(くじゃく)の特徴とは。

品種名は、鳥のクジャクが羽根を広げた優雅な姿を連想できるこたから付けられました。正式には孔雀黄金と呼ばれます。

地肌から胸鰭を含む各鰭に及ぶ強いプラチナ光沢に、緋盤が尾止めまでバランス良く入り、網目状の美しい配列の鱗と、黒い斑紋が程よく入った個体を良魚とされます。

水槽飼育でも小型のまま飼育を続けられる愛好家が多いせいか、緋色のみではなく艶のある黄色・鮮やかなオレンジ色の体色のままの個体も多く見受けられます。

色揚げ飼料を使用する事で成長に伴い色合いが濃く仕上がってきますが、黄色のままに小さく仕上げた孔雀も非常に美しいです。

丹頂柄タイプも存在し、松葉柄に艶のある緋色・オレンジ・黄色の丹頂柄は、他品種の良いところ取りで贅沢な表現であり見応え十分です。

品評会でも、ファンが非常に多く、光模様というカテゴリーを超え、独立した孔雀という枠があるほどです。

全ての鰭にプラチナ光沢の入る孔雀黄金は、横見水槽下での存在感・華やかさでは群を抜いています!