■メダカの品種改良は、偶然の産物?!狙って作る設計物?!カブキメダカたち、灯(あかり)、二色三色の多色幹之とは。
◆愛知県『葵めだか』の天野雅弘氏作出の『カブキ系』メダカとは?!
◆カブキ
※写真はイメージです。
青幹之ヒカリメダカ♂×白幹之メダカ体内光の透明なタイプ♀の交配から緑色を帯びたメダカが産まれたことがきっかけでした。
保護色機能が働くため、飼育容器の色合いによって見え方も変わってきます。
このカブキを土台にいくつかの品種が産まれています。偶然を切り口に狙って品種を生み出すのは、好きだからこそですね!
◆白カブキ
上記、カブキの作出過程で同時に出現した品種です。幹之メダカの血統を持っていることが分かります。
『ウコンカブキ』『翡翠カブキ』『黄三色ラメカブキ』と個性を持ったカブキシリーズが産まれています。
◆灯(あかり)
※写真はイメージです。
徳島県『阿波めだかの里』の森口勉氏が作出されたメダカです。
体色にもつ『黄色』と、『輝青色の背中線』を持つのが特徴です。もともとは、「絵の具の原理で黄色を出したい!」と試行錯誤、累代繁殖を重ね、まさに「狙ってつくった」メダカとなりました。
また、「品種の固定しないで、色々な特徴をもったメダカが出た方が面白い」という考え方をお持ちでもあります。
新しく産まれてくるメダカが、より楽しみになります。
◆多色幹之メダカ=二色、三色
幹之メダカをきっかけに、さまざまな展開を見せた結果、非常に多くの品種が産まれました。
『透明三色系』
『体側に黒斑も持つ系統』
『灯』
『カブキ』
実に多くのメダカ交配により、さまざまな表現を見せる『二色幹之メダカ』や、黄斑やブチを持つ『三色幹之メダカ』が現れました。
総称して多色幹之メダカと呼ばれることも。これは新たな品種の火種となりうる頼もしい存在です。
黄桜、黄幹之、二色幹之、黒ブチ持ち三色幹之、三色幹之などなど。
※更に詳細を知りたい方は、こちらの書籍があります。品種について詳細が書かれています。どんどんと新し品種が出現しており、古く感じるかもしれませんが、土台となる1冊です。
メダカ品種図鑑 ピーシーズ
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