◆メダカ基本体色とは?改良メダカのはじまりの品種たち・・・
◆黒メダカ=野生のメダカ
見る機会は減ってしまいましたが、身近に水田があれば生息してると思われるのがこのメダカです。2012年にミナミメダカとキタノメダカという2種類のメダカが日本に分布していることが分かりました。
お店で『黒メダカ』として販売されているのは、このどちらかで、種を特定することは困難です。こうなると、お店で購入した黒メダカをむやみに放流することも疑問視する必要がありますね。
悪い点だけに目を向けず、飼育者の知識・意識の向上と捉えましょう。
◆ヒメダカ
黒メダカから黄色を強く発色した、元祖改良メダカです。『ヒメダカ』として販売される個体には、ブチ模様や、楊貴妃のように朱色がかる、ラメ入りなど、さまざま個体が見受けられます。
安価というのも特徴で、飼育経験を積むためには勉強になる品種でもあります。販売時の状態の良し悪しには波があるので、購入時は確認(店員さんに相談)すると良いでしょう。
『安いから丈夫』
『安いから弱い』
ではなく、生体の状態はケースバイケースです。購入後の水合わせもしっかり行いましょう。
◆白メダカ
暗い地面の色に映えるため、人気のメダカです。生産流通量も多く、比較的安価な品種です。
黒色素胞(メラノフォア)と黄色素胞(キサントフォア)の両方が欠除したものが白メダカです。
水槽で横から観ると特徴的な、白ヒカリメダカもいます。尾鰭がフォーク状になるので見応えがあります。
◆青メダカ
野生メダカから黄色素胞(キサントフォア)が欠除したメダカ。野生メダカと白メダカの中間のような色合いのため、店頭では『何が違うの?!』『一緒のメダカじゃないの?!』という声はよく聞かれます。
青ヒカリメダカもおり、横から見る姿が特徴的です。
青さを求めるのも、飼育者の楽しみですね。
◆その他メダカとは?!
クリームメダカ
白メダカのカテゴリーには入りますが、黄色味をもち柔らかい色合いのメダカです。ちょっとマニアックな存在なので、取り扱い店は少なめです。
ピンクメダカ
淡いピンク色のメダカで、クリームメダカ同様に流通は少なめな存在です。
更に詳細を知りたい方は、こちらの書籍があります。品種について詳細が書かれています。どんどんと新し品種が出現しており、古く感じるかもしれませんが、土台となる1冊です。
メダカ品種図鑑
ピーシーズ