◆駆け出しアクアリストは1冊持っておくと良い!
アクアリウムをはじめる時に1冊は持っていると役立つのが専門書籍です。雑誌の情報は魅力的ですが、毎回ビギナー特集はありませんし、インターネットは情報が溢れており「あれ?どこかで見たんだけどどのサイトだったかな・・・」など経験された方も多いのではないでしょうか。
また、信憑性の面でも『書籍』という形にするのは、誰でもできることではなく、一定のハードルが存在します。それだけ信頼できる情報ということで、簡単なことではありませんよね。
毎年、数冊ですが、アクアリウムをはじめる方向けの本は発売されます。昔の書籍と見比べると基本的な部分は似ていますが、写真やグラフ説明方法などどんどんアップデートされ見やすくなっていますね。
購入を検討されるときは、近年発売された書籍をリストアップすると良いでしょう。
◆はじめての熱帯魚&水草の育て方
勝田正志監修
【喜沢熱帯魚オーナー】
◆どんな本
アクアリウムの経験をもとに、ピンポイントでのアドバイスが入ってきます。独自のスネール対処法や、ブリーディング術、ブラインシュリンプ(稚魚の餌)の上手い使い方など。
もちろん基本的な情報は記載されております。
熱帯魚図鑑のページからも、淡水エイやアジアアロワナなど、飼育が難しい魚類の取り扱いは少なく、中級~上級水草レイアウトに不可欠な二酸化炭素添加の器具なども、触れる程度の紹介となっております。確かに高額で専門的にもなっていくので、興味がある方は別で深堀していくと良いでしょう。
一般的な『はじめてのアクアリウム書籍』となっており、この1冊で十分にアクアリウムを始める事が出来ます。
※金魚・メダカ・海水魚は載っていません。
◆繁殖方法も紹介されています。
ネオンテトラの繁殖のコツや、おなじみのグッピー、プラティー、モーリー繁殖、エンゼルフィッシュの繁殖方法の紹介があります。同じ魚類でも様々な産卵方法があり、難易度はそれぞれ異なりますが、水槽内でも再現可能であることを示してくれています。繁殖(ブリーディング)もアクアリウムの大きな魅力の1つですね。
興味を持つと、オスとメスの見分け方が必要になったり、飼育環境のゴールを繁殖に設定する方もいらっしゃいます。アクアリウムの幅が広がりますね。
◆本の構成
アクアリウムの計画
魚の選び方と飼育管理方法
初心者向け熱帯魚図鑑
水草図鑑と管理方法
レイアウト講座
病気ケアとQ&A
アクアリウムをはじめる流れに沿ってページは進みます。近くにアクアリウムショップやホームセンターなどがあれば購入できますし、通販サイトを利用すれば、まとまった金額にもなりやすいので送料無料のお店もあるのではないでしょうか。
『病気ケアとQ&A』も、まったく同じ条件というのは少ないですが、困ったときの指針になります。足りない情報は専門店で質問したり、ネット検索してみると良いでしょう。
◆イラストが好きでした!
イラストが分かりやすく、かつ可愛らしかったです。
2018年6月発売の本なので、情報も整理され見やすかった印象です。
魚や水草などの生体写真は、さすがに通販サイトには敵いません・・・実はかなりの営業努力がネットには潜んでいます。
ではでは(^^)