◆アベニーパファーを健康に管理する4つの知識。フグを飼って見たら上手に飼育するコツがあった?!
可愛いアベニーパファーを購入したが、日常管理で気をつけることは何なのか
…よくあるご相談をまとめました。
◆同種同士のケンカは大丈夫か?
身体やヒレにキズがある時は、組み合わせ個体の相性が悪いかもしれません。繁殖モードで気が立っている事や、5匹以下では水槽内で個体に順列がついてしまい、弱い個体が出てしまった可能性があります。
かすり傷程度であれば、回復も早いですが、ボロボロでひどい怪我の時や、痩せてしまうほどだと、手を加えた方が良いです。
隠れ家を増やす、個体の数を調整する、セパレータや隔離ケースを利用するなど、検討してみましょう。
お腹が空いていると、齧りやすい傾向も感じます。
◆しっかり餌は食べてる?
アベニーパファーの問題の1つに『痩せてしまう』があります。原因としては人工飼料に慣れづらいため、冷凍赤虫や活イトメ、スネール(貝)などを準備します。冷凍赤虫が入手しやすく、活イトメは取り扱うショップも減っており、管理も難しいのが難点。スネールも販売されていないので、通販(ヤフオク)ルートが、現状では唯一かもしれません。誰の出品か分からないのが、少し怖いところですが、¥1000以下が多いので検討してはいかがでしょうか。
◆塩は使っている?万能薬です。
塩は魚の自己回復力を上げてくれます。浸透圧(しんとうあつ)という効果を利用し、水を0.3~0.5%の塩分濃度に調整することで、効果が発揮されます。水族館や熱帯魚ショップ、問屋さんなど、魚を管理する場所で使ってないところはないほどです。
ただし水草は塩が嫌いで枯れてしまうので注意しましょう。
問題は、0.3~0.5%にする方法ですが、市販の商品を利用すると良いでしょう。『何リットルに対して1粒入れる』など、分かりやすいのがメリットです。
◆水温・水質は合っている?
水温は22~28℃が許容範囲で、基本的に26℃に設定して飼育できます。気をつけるのは「気がつかない温度変化」で、夜間や明け方にヒーターがパワー負けして下がっていないか注意しましょう。水温計の設置は忘れずに行います。
水質は弱酸性~弱アルカリ性が許容範囲であり、日本の水道水では基本的に問題ありません。しかし、場所によっては不適切な水質もあるので、「もしかしたら…」と言う時は検査してみると良いでしょう。
以上4点が、アベニーパファーの飼育で多いご質問や問題です。ご参考になれば幸いです。
ではでは(^^)