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◆水を透明にしてくれる『貝』とは・・・
水が緑色に濁っているのは水中に植物プランクトンが大量に発生している状況です。
これを『透明にしてくれる生き物はいるのか?』となった時に、その力があるのは『貝』の仲間です。
呼吸するように水中の植物プランクトンを食してくれ浄化作用があります。
が、種類によるのでどれでも良い訳ではありません。
むしろ効果がない『貝』の方が多くを占めます。
◆貝によって食性が違います
これを知らないと、残念ですが効果がありません。
基本的には雑食ですが、好みの食性があります。
キラースネールは肉食性が強くスネール(貝)を食べてくれます。
また、ゴールデンアップルスネールなどは雑食性で魚のエサや水草など食べますが、そちらを好むためガラス面のコケ掃除効果は期待できず、水中の植物プランクトンを食べる能力はありません。
石巻貝はコケ対策にはなりますが、水中の植物プランクトンを食べる能力はありません。
「では、どの貝ならば・・・?」
実は身近な存在のタニシの仲間と二枚貝に水中ろ過能力があります。
↑石巻貝です。
◆二枚貝は飼育が困難問題
植物性プランクトンを主食にするのが二枚貝の仲間です。
シジミ、マツカサ貝、ニセマツカサ、ドブ貝、イシ貝、シンジュ貝などなど・・・
タナゴ繁殖に利用されるため、二枚貝の仲間は流通しています。
(淡水シジミは、産卵用ではありませんが)
この貝のエサとなるのが、植物プランクトンです。
しかし、二枚貝の仲間は高水温に弱く、飼育してみると失敗される方が多くいらっしゃいます。
屋外などの大きな入れ物(風呂桶やトロ舟)では成功しやすいですが、水槽管理は難易度高めです。
一度試してみるのも良いでしょう。
◆現実的にはタニシが良いが、効果のほどは・・・
ヒメタニシ、マルタニシ、オオタニシなどがおります。
※ジャンボタニシは名前が酷似しますが別種で含みません。
しかし、実際に投入してから数日で透明になるということは、ほとんどありません。
食べてくれているのは間違いないのですが、すでにグリーンウォーター(植物プランクトンが漂う緑色の水)が出来上がる環境が整っているため、貝の浄化作用では追いつかないのです。
そのため、同時に水換えや日光を遮断する、エサの量を減らしてみるなども行うと良いでしょう。
水を変える量や回数を増やすことが、即効性はあります。
生きたサブフィルターとして『お助け役』で試してみるのも良いですね。
ではでは(^^)