↑元気な時です。
↑不調になると・・・
◆フグが黒くなるのは不調のサイン
フグに限らず、魚がいつもと違う色というのはアクシデントの可能性があります。
いつもより綺麗に見えるのは、婚姻色など良いことですが、
いつもより『悪く』見える時は気をつけましょう。
とくに購入後、水槽に入れた当日や翌日に変化が起こることが多いです。
少し注意して観察しておくと良いでしょう。
◆いつもより『悪く見える』とは?
「いつもより、色が薄くなってる。」
「いつもより、黒ずんでいる。」
そういう場合は、不調のサインです。
代謝が落ちてしまっていたり、普段は透明な粘膜が異常を起こしている可能性があります。
なるべく早めに対処すると良いでしょう。
同時に食欲が落ちていたり、泳ぎが弱々しく感じたりもします。
◆原因はどのような事が考えられるのか?
1.水温が合わない
ヒーターの故障や、気温の急激な変化に影響を受けた可能性があります。
水温計を確認しましょう。
また、魚の種類によっては好みの水温も違います。
26℃で問題ない魚種は多いですが、世界中から様々な熱帯魚が流通しているので、改めて調べてみるのも良いでしょう。
↑赤外線温度計
2.水質が合わない
魚は生息していた水域の水質を好みます。
PH(ペーハー/ピイエイチ)を測ってみると良いでしょう。
弱酸性や弱アルカリ性は微妙な差のように感じますが、調子を落とした魚にとっては、回復するかしないかのカギとなります。
こちらも、調子が悪くなってしまった魚を、スマホやPCで検索すれば好みの水質が分かります。
水換えや貝殻、PHマイナスといった商品で調整可能です。
3.塩分濃度が合わない
魚の種類によっては海水と混ざるような水に住んでいます。
ハチノジフグ、ミドリフグなどが代表的で、幼い頃は淡水飼育ですが、成長するにつれ海に帰っていきます。
最後は海水飼育になります。
海水の元を混ぜて汽水域にしてあげたり、食塩を溶かし塩分濃度を上げて上げることで回復する場合もあります。
↑ミドリフグ
4.エサが合わない
フグは食わず嫌いを見せる代表的なお魚です。
とくに人工飼料への食いつきは悪いことが、多くお腹が空いても食べ物と認識してくれず、どんどん弱って病気にもかかりやすくなります。
『冷凍赤虫』は比較的食べる個体が多いので、入手もしやすくお勧めです。
入手難易度はあがりますが、モノアラガイ(水槽に発生する貝)は喜んで食べます。
または、スーパーにいって『冷凍海鮮ミックス』などのエビ、貝、イカを食べやすい大きさに切って与えてみるのも選択肢です。
何か食べ始めてくれれば回復に向かいます。
※イメージです。
◆こういう異変に気づけない場合は多いんです
色の変化であったり、食欲であったりは、「ちょっと最近忙しいなー」なんて過ごしていると、見落としていることも多いです。
せっかく”魚の変化”に気がつけたのですから、もう一踏ん張りしてコンディションを回復させてあげましょう!
何もしなければ、気づいていないのと同じです。
ではでは(^^)