『今はダメなの??』新仔の時期に金魚を飼いたくなったなら・・・

時折ふれているのですが、金魚たちが『新子』の時期に入って来ました。

『新子=しんこ』とは、今年産まれた金魚ちゃんたちです。

その中でも、『小赤=こあか』と呼ばれる金魚すくいでお馴染みの種類は今の季節飼育には向かなくなってきています。

※この『小赤』と呼ばれる以外の金魚は大丈夫です。

 

 

◆『今年生まれ』はまだ幼い??

何が違うのかというと、幼い分、免疫力が低く、いつもより弱い面があります。

移動や水温の変化なので調子を崩しやすく、

免疫力も低いため病気になりやすいと。

それでも、飼育したいという方はいらっしゃいますね。

なるべく丈夫な小赤を選び、上手に飼育するにはどうすれば良いでしょうか。

 

 

◆選ぶ『色』に注意する

たくさん泳いでいる中に、変わった色の金魚もみかけます。

黒~フナ色だったり、黒と赤が混ざった虎模様だったり。

これは成長途中で、”色変わり”をしている段階です。

まだ体色が定まっていないんですね。

このタイミングの個体は、変色でエネルギーを通常よりも消費しています。

避けておいたほうが良いでしょう。

ちなみに色も定まっていないため、気に入った色の個体を選んでも、赤一色に戻ってしまう個体が大半です。

 

 

◆数は少なく飼う

小さくて可愛いため、ついつい数多く飼育したくなります。

しかし、まずは少なめに飼うのが良いです。

数多く入れると、調子を崩す個体が出やすくなります。

1匹出てしまうと、元気な個体にも伝染ってしまい、どんどん悪くなります。

数が少なければ、水質も悪化しずらくなりますし、観察も必然的に1匹を見る時間が長くなり異常に早く気がつけるよいにもなります。

「寂しいのでは?」

という心配もされますが、確かに幼い金魚は群れになる習性が強いです。

難しいところですが、安全な水槽ですから外敵に襲われる心配もありません。

飼い主さんがたくさん可愛がってあげましょう。

普段、元気な姿を見ているから、元気がなくなったことに気がつけます。

 

 

◆なるべく元気な金魚を選ぶ。

水槽内を元気に泳ぎまわっていて、背びれをきちんと広げている個体を選ぶと良いです。

逆に、水槽の隅や底でじっとしている個体、

水面で苦しそうにしている個体、

背びれを畳みがちな個体などは避けると良いでしょう。

小赤は大型魚のゴハンとして無くてはならない存在なので、数十匹から数百匹が同じ環境で泳いでいたりします。

なるべく元気な個体を選んでも、やはり体調を崩すことが多いですね。

 

なので、今は他の種類の金魚を飼育することをお勧めしています。

秋くらいまで続きますかね。

ご参考までに。

ではでは(^^)