エビやメダカなど、水槽で簡単に増やせる生き物は人気があります。
初期の水槽セットで多いこちらのタイプのフィルター・・・
例として、テトラ社外掛けフィルターです。
(どのメーカーも吸い込み口の形は似ています。)
このままでは、生まれたての魚の稚魚は泳ぐ力が弱く、フィルターに吸われてしまうのをご存知でしょうか?
同様に小さいのは、エビの赤ちゃんです。
ミナミヌマエビ、レッドチェリーシュリンプ、レッドビーシュリンプをはじめ、
多くのエビは繁殖を楽しめますが、フィルターが落とし穴になっていることがあります。
せっかくの稚魚・稚エビを、失いたくはありませんよね。
そんな時は、吸い込み口にスポンジを付けますが・・・
↑セットすると、こんな感じです。
◆選ぶ『スポンジ』に注意する
スポンジは思いのほか種類があります。
相性の悪いスポンジをつけると意味が無いことも。
まず、相性が悪い2パターンをご紹介します。
1.目が荒すぎる
↑こちらは、若干粗すぎてしまい、稚エビは侵入できてしまいます。
生まれたてのエビはそれほど小さいんですね。
むしろ良い隠れ家のような罠になっているのでは?
普通のゴミなどを引っ掛けるのには十分ですが、稚エビに対しては役不足です。
稚魚ならば、こちらでも問題はないでしょう。
2.目が細すぎる
↑目の細かすぎにも注意が必要です。
確かに、稚魚や稚エビは吸い込みませんが、水を吸い込むこともしにくくなるため、『流量』が落ちてしまいます。
『流量』とは「1分間に○○ℓの水を循環させていますよ」という数値であり、
この流量がしっかり流れていることにより、水槽のろ過が支えられています。
著しく流量が落ちてしまうと、水質悪化を招くので注意しましょう。
フィルターの水の出口をみて、
明らかに「さっきまで出ていた水の量より減ったな・・・」
と感じれば、危険です。
◆なければ作る
↑これくらいのスポンジがお勧めです。
荒目すぎず、細目すぎずちょうど良いです。
長い部分はカットしてしまい、上手く加工すれば殆どの外掛けフィルターに利用できます。
スポンジの穴が小さい時は・・・
カッターやハサミを使って、スポンジに切れ込みを入れましょう。
柔らかい素材なので、簡単に加工できて、吸い込み口にはめることができます。
同じメーカーで合わせなくとも、使用できるので手に入るスポンジで行うと良いでしょう。
◆掃除も忘れずに!
スポンジにゴミが詰まれば、やはり流量が落ちてしまいます。
定期的に外して、『クシュクシュ』と握って洗うようにしましょう。
ではでは(^^)