◆うまくいってると、知らずに過ぎていく
夏場に爆発的に繁殖するホテイソウ。
日本の冬は寒くて枯れてしまいますが、暖かい季節では丈夫な浮草として知られています。
ですが、意外と枯れてしまうこも・・・。
普段、失敗しないので、いざ枯らしてしまうと理由が分からないものですね。
原因となる3大要因をご紹介します。
【要因1】塩分には弱い
水草全般的に『塩分』には弱いです。
ホテイソウも例外ではなく、魚の治療のために塩分濃度を上げてしまうと、あっけなく枯れてしまいます。
魚優先で塩分濃度を上げるときは、前もってバケツなどに避難させておくと良いでしょう。
半日陰などに置いておけば、簡単には枯れません。
治療が完了して、1/2水換えを行えば塩分は薄まり、元に戻せます。
※アナカリス・カボンバは比較的塩分に強いです。
【要因2】強い光りでないと育たない
自然界では日光を浴びている浮草なので、室内管理では光量不足で枯れてしまいます。
水草やサンゴなどに使用される、専用の強い照明が必要に・・・
(ちょっとお値段が張ります)
なかなかそこまでは、できないので、上手く日光の当たる場所を探すのが良いです。
次の要因で触れますが、当たりすぎにも注意します。
半日陰や、間接的に日光が当たる環境を探してみましょう。
【要因3】高水温で枯れる
日光は好みますが、高水温には弱いというジレンマがあります。
ホテイソウが分布する自然界の川や湖は巨大で、そこまで水温が上がりません。
人間界の水槽や睡蓮鉢では水量が少なく、予想以上に水温が上昇してしまいます。
「メダカは元気に泳いでいたのに」とよく言われますが、
むしろ、メダカが高水温に強いんです。
驚くほど暖かい水の中でも生き伸びることができます。
植物の方が弱いんですね。
なので、度を越えた暑さの時は、移動したり日陰を作ってあげるなどしてあげましょう。
【要因4】日本で越冬できない
もともと南米の植物です。
日本の寒さには耐えられません。
むしろ耐えられてしまったら、外来植物となり取り扱いが禁止になっているでしょう。
※おまけ
バリエーション豊かなホテイソウたち?
↑定番ホテイソウ。
成長して増えるのは嬉しい。
↑大きくならないホテイソウ。
控えめな大きさが可愛らしい。
↑白い模様が入る変わったタイプ。
時々、普通ホテイソウに混ぜっているので見つけたらラッキー?!
または、
どうしても「育たない、ダメだ。」となれば作り物もあります。
↑色違いもあります。
本物にはない彩です。
↑リアルに似せてきています。
「枯れないとうのは、楽なんです。」
という声が多いですね。
本物とは違い、増えたり花を咲かせたりはありませんが、メダカの産卵のために入れたり。
こっちなら冬でも枯れません。
ではでは(^^)