更紗蝶尾(サラサチョウビ)
写真の個体は外国産の更紗蝶尾です!
その中でも形の整った個体を撮影しました。
しかし入荷全体を見渡すと・・・
良くも悪くも、見比べると個性のある個体が混ざっています。
更紗は赤と白が綺麗な印象の品種ですが、国産・外国産の違いはそこではありません。
ではその色以外ではどのような違いがあるのでしょうか…?
出目金…じゃない??
実は1枚目の写真にも映っていましたが、
目の大きさが異なります。
…本来は出目金であるはずですが、バラつきが激しいですね。
もはや琉金顔の者から、中出目金⁇からデカ目の者までキャラクターがあります。
安定のクオリティは国産の方が上で、価格地も数百円レベルで高いです。
外国産のは個体差も激しく、見方を変えると「いろいろ混ざっていて面白い」ですね。
◆『尾鰭(おひれ)』にも違い
尾型(おがた)もそれぞれで、4枚羽に見える尾形(四ツ尾)なんですが、中央の尾鰭が近いため3枚羽な見える個体も…。
三ツ尾ではなく、極端に近い四ツ尾という感じです。
上から見たときが気になる方は、ご参考までに。
時折、『つまみ』と呼ばれる不格好なヒレの個体もおります。
横から見た尾鰭の角度がみんな違います。
地面と平行であれば、上から見た時に美しい蝶々が現れます。泳ぐたびに羽ばたくシルエットは妙にリアルで上手いネーミングに心惹かれます。
尾の付け根を『尾筒(おづつ)』と呼びますが、そこが太いと力が伝わり綺麗になびきますね。
口紅模様も可愛らしい!
◆蝶尾の混泳は注意します。
泳ぎの速い金魚と一緒にすると、尾ヒレが裂けてしまう原因となります。
(大きな尾ヒレは本種の特徴です)
多少の裂けは自然治癒しますが、深く裂けてしまうと変に残ってしまうこともあります。
琉金や出目金、オランダ獅子頭、らんちゅうといった丸型の金魚との場合は可能ですが、蝶尾と同等か小さな個体と混ぜた方が安心です。
丸型金魚の中でも、さらに動作のゆっくりしている蝶尾なので、ちょっかいを出された時に、振り払って逃げるのが下手です。
初めから、蝶尾が優位になるような環境や、体力のある大きめの個体を選ぶと良いでしょう。
もしくは、同種のみの混泳ですね。
気温の上昇する春からは繁殖シーズンに入ります。
蝶尾に限らずオスはメスを追い回すため、過剰な場合はセパレーターや、産卵ボックスを利用して避難させてあげると良いでしょう。
観察ポイントですね!
ではでは(^^)
◆虎出目金はこのような感じです。
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