アロワナの仲間『ヘテロティス』とは
アロワナと同じく『オステオグロッスム科』に所属します。
その中でも、ヘテロティス属の1属1種に分類される珍しい魚です。
(生き物の分類は『科』→『属』→『種』と細かく分類されていきます。)
イメージ的には・・・「アロワナの仲間に分類されているけど、例外的な存在だよ」というキャラです。
(近づくと逃げるので、画像粗めです。)
外見もどことなく似ていますね。
あごヒゲも持たないので、アロワナを優しくした感じがします。
自然下では1m程に成長しますが、水槽内でそこまで大きくするのは難しいです。
どこまでできるかもチャレンジしたいですね!
特異な食性??
THE肉食魚というファミリーですが、本種は『プランクトン食』という食性を持ちます。
シロナガスクジラみたいですね。
↑巨大なクジラですが、オキアミ(小さなエビ)を主に食べています。
飼育下では、ブラインシュリンプ、冷凍ブライン、冷凍赤虫、人口飼料などを食べますが、みんながすんなり食べてくれるとも限りません。
痩せやすい側面を持ちますので、とくに入荷間もない個体はしっかりエサを食べる個体の購入をオススメします。
『何を食べていますか?』など、聞いてみるのも重要です。
現在ウチは、冷凍ベビーブラインと、冷凍赤虫を食べてくれています。
徐々に人口飼料も与えていきます。
地面の底材を吸い込みながら捕食します。
近づくと警戒して食べない・・・入荷から3日目。
現地では重要な食用魚となっておりますが、入荷は不定期でおもに7-9cm程の幼魚がやってきます。
今回もそうですね。
売れないが魅力的
あんまり売れないんですが…
観賞魚ポイント・・・70点!!
色合いは落ち着いていますので、派手さを好まれる方には物足りないですね。
薄いオリーブ色っぽさはあるので、好まれる面もあります。
独特の食性なので、『そこがむしろ飼育してみたい!』というポイントになっています。
他の人が飼っていない魚を上手く管理することは、ワクワクしますね。
ぜひ、飼育を楽しんで頂きたい熱帯魚の一つです。