【2018.4更新】
ミクロソリウムの葉が黒い
簡単で丈夫な水草として紹介される『ミクロソリウム』ですが、葉が黒くなり枯らしてしまった経験者は多くいます。
(それなら簡単と言わないでほしいような…??)
やはり水草も生き物なので、環境は合えばよく育ち、合わなければ枯れてしまいます。
水質水温の許容範囲が広いミクロソリウムは丈夫なため、ギリギリの環境でも踏みとどまろうとしてくれます。
黒くなりながらも、復活の機会を伺っているのです・・・
↑ミクロソリウム・プテロプスの水上葉です。
黒くなり始めているのを放置すると、悪化してしまいます。
↑ミクロソリウム・ウェンディーロブです。
やはり葉が黒く・・・これを『シダ病』と言います。
↑うまく復活したミクロソリウム・ウエンディです。
『管理方法』と『シダ病』とは
◆この植物は、地面に植えるのではなく、石や流木に活着します。
葉の付け根を目で追っていくと『根茎(こんけい)』という太い茎から生えているのが分かります。
この根茎が土に埋まってしまうと通水性が損なわれて枯れてしまいますが、よくやってしまっている失敗の一つです。
鉛巻きの状態では、軽く床材がかかる程度で、しっかりと埋めてしまわない方が調子よくキープできます。
【水質】弱酸性~弱アルカリ性(水道水・井戸水でほぼ問題ありません)
【水温】20℃~28℃(夏場の高温に気をつけましょう)
【耐陰性】あり。
◆もう一つ、『シダ病』というシダ植物であるミクロソリウム特有の病気があります。
これは先ほど紹介した通水性が悪いことや、水温が28℃を超えてくると発病します。
この『高水温』が夏場に枯れてしまう多くの原因ではないでしょうか?!
『水槽ファン』『凍ったペットボトル』『水換え』などを駆使して、水質管理を行なってみましょう。
ちなみに、水草は魚よりも水温の急変に寛容です。
魚が耐えられるように、下げてあげましょう。
↑このあたりが『根茎』です。新芽も出てきています。
『シダ病』を見つけたら
取り除くことがポイントです!
シダ病は、葉が黒く焦げたようになり、あっとうい間に枯れてしまいます。
発病した葉を見つけたら、根元から切り取ってしまい、管理環境を見直しましょう。
通水性を解消するために、『葉』を間引いてあげたり、緩やかに水流がミクロソリウムに当たるようにしましょう。
水換えや掃除の時に根茎に溜まってしまうゴミを、水中で仰いで飛ばしてしまうのも良いですね。
『水上葉』か気をつける
実は、多くの水草は水上栽培されています。
つまり、お店に到着したては『水上葉』の状態です。
植物は、水中に放り込まれる事で『水中葉』に変化をしなくてはなりません。
その過程で植物自身に負荷がかかり、簡単と言われる水草も枯れてしまうのです。
これは『枯れてしまう問題』の多くの要因となっております。
ミクロソリウムの場合、「水上葉が黒くなてくるだろうな~」と見通しを立てておき、発見したら取り除くようにすると良いでしょう。
ある程度の『葉』を残しておけば、かなり刈り込んでも根元から新芽を出してくれますよ。
上手く水中化してしまえば、育ちやすくなりますので!
ではでは(^^)
↑水上葉です。
↑水中葉です。
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