らんちうの世界?『東部品評会2017』とは
らんちうの世界は知られていないことがたくさんあります。ちょっと敷居が高いような所もありますし、知るきっかけが少ない点も挙げられます。ただ、これほど長く楽しまれている大人の遊びには、そうなる理由があるのでしょう。
嵐が迫るなか、東京は日比谷公会堂にて東部品評会2017が開催されました。
もちろん中止という声もあったようですが、熱量が上回ったのでしょうか。
天候を考慮し、時間をがわずかに繰り上げられてのスタートです。
ちなみに会場は前日から設営が始まっておりました。
ウチ(東北愛蘭会)からも2名が前乗りで設営参加です。
嵐くらいでは負けませんでした。
社団法人日本らんちう協会は『東部』『中部』『西部』と大きく3つに分かれており、今回の『東部品評会』は東北~関東を中心とした愛蘭者(らんちう飼育者)の中でも実力者が集まる大規模なものです。
この3部が集結する『全国大会』への前哨戦(ぜんしょうせん)という見方もできます。
我々、東北愛蘭会も上位入賞を目指し参加です。
地方大会とは段違い?!数と質と・・・死亡のリスク。
審査はらんちうの年齢によって、『当歳』『弐歳』『親魚』と3つのカテゴリーに分かれて審査されます。
百戦錬磨のように思える飼育者も、実はアクシデントにより意外とらんちうを殺してしまいます。
これも尽きない魅力の一旦となっているのでしょう。
『弐歳』『親魚』と徐々に数が減っていくのに比べ、今年生まれた『当歳』は全体数が圧倒的に多くなります。
いずれにしろ、選りすぐりの個体が持ち寄られ、激戦は必至です!
そして、育った環境の違う魚が集まると、恐ろしいのは病気の感染です。
参加者の数だけ、『持っていない菌』が集まっているという裏側があります。大会参加後のらんちうの死亡率はバカにならず、無知に持ち帰ると手持ちの魚が全滅なんてことも起こります。
私の所属する会では、有識者の存在、アドバイスが大変心強く、チームとして助けてもらうことが出来ました。
実はチームで戦えるというのも頼もしい。
↑『背腰係』は審査のためらんちうに触り見やすくする。
↑『審査員』の合計点数が出される。
松本会長が『当歳審査員』、東北愛蘭会のメンバーも同じく当歳の『背腰係』をつとめ、私も『魚係』となり、良い経験をすることが出来ました。
(雨と個体数が私の体力を削ったのでした。順位通りにあの容器を並べ変えます(゜д゜))
楽しみ方は人それぞれ。
今回の裏テーマというか、『協力して大会参加』という会長の方針がありました。
らんちうを通じての『人となり』があります。
気の合う仲間と楽しむとういか・・・熱い人ですが。笑
大会当日へ向けてのコンデション調整、移動計画、当日調整、品評後の魚のケアと協力体制で行いました。
やってみると分かることがあります。
初参加の若僧(私)は、年齢も「らんちう」も下から数えたほうが早かったですが、
やはり参加してみることで、インプットされることが多くあった大会になりました。
(近日中)気になる結果発表はこちらです。
暑い会長のいる「らんちう会」はこちらです。