必要なのはベネフィット
水槽一式を譲ってもらう方って、けっこういらっしゃいます。
『最近立ち上げた水槽が白く濁ってしまう…』
水槽一式とメダカを知人から頂いたという、女性のお客様からのご相談でした。
魚を飼っている方のスタンスは様々で、
「上手に飼いたい」
「手間をかけずに飼いたい」
「ボウフラ対策」など、
人それぞれだで楽しみ方が違うのも
アクアリウムの面白いところだなと思っています。
今回は『上手く飼いたい』というベネフィット(お客様の求めているもの)にお答えしました。
水槽は『何センチ』なのかよりも『何リットル』なのかを知りたい!
正確なアドバイスを行うためには、飼育情報が不可欠です!
同じ30cm水槽でも、さまざまな形がリリースせれており水量は異なります🙄
最近は写真を撮っている方も多く、言葉だけでは気づかない事があるためヒントになります。
ざっくりおおまかな情報では、ぼんやりとした回答に…
不確定では診断も出来ません。
・水槽な何リットルのものをお使いですか? → 【30ℓ】
・フィルターは使っていますか? → 【底面式フィルターを使用中】
・メダカは何匹入っていますか? → 【10匹】
・水槽はいつから始められましたか? → 【1週間前】
などなど伺っていきます。
徐々に頭の中に飼育環境が整っていきますね。
原因を推理していく。
1、メダカ1匹に対して、2ℓをみても水量的には許容範囲です。 → クリア!
2、譲ってもらったということで、初飼育で底面フィルターを使われるのは珍しいですね。しっかり可動中。 → クリア!
3、水槽を立ち上げて1週間といえばバクテリア不足が考えられます。『要注意』
立ち上げ水槽へは『バクテリア』を投入する!
「譲ってもらった」とういことなので、バクテリアを投入していませんでした。
最近の水槽スターターセットには、『バクテリア1回分』が付属されております。
これを入れないと、エサなどの有機物をお掃除する生物が不足するため白濁りへとつながります。
昔のセットには付いていませんでしたから、かなり親切で飼いやすくなった印象です。
道具の進化が魚飼育を支えています。
+α解決策をアドバイスする
そうなると、気になるのが、『メダカの状態』と『エサの量』です。
魚は調子を崩すと粘膜を分泌して白濁りを起こします。身体の大きな金魚は多いです。
「メダカは元気が良い!」 → クリア!
「エサはたっぷり!」 → 30秒で食べきる量に変更!
ということなので、
帰ったらさっそく水換えを半分行い、
今回はバクテリア(GEXサイクル増量中)を適量入れてもらうことにしました。
このまま水が落ち着けが透明になっていきますね。