◆地金(ジキン)【金魚】

『金魚の稚魚育成を調べたい』

『販売しているのが目に入り、育ててみたいと迷っている』

可愛い『地金の稚魚』が届きました。独特の尾ビレと模様が特徴ですが、あの色の出方は人の手が加わります。そのためこの大きさから育てた場合には『地面』らしい模様にならないということです。

逆に言うと、他の人が飼っていない金魚にはなりますので、価値観は分かれるかもしれませんが、金魚好きには気になる存在です。

まだまだ幼く、群れになっての行動も多く観察されることもあり、12匹購入するのもでも良いですが、飼育環境があるならば510匹と飼育したいところです。

飼育のポイントは『体調不良にしない』ことです。大人の金魚とは違い、幼い金魚には体力はありません。一度体調を崩すと回復させることは困難になります。

できる限り、丁寧に取り扱いコンディションが落ちないようにしておきます。

0.3%の塩分濃度調整

・適量のエサ

・水換えしすぎない

・水温の上下温度差を減らす

など。

◆入荷後の初期飼育レポート

袋の中でも元気に泳いでおり、1時間ほどの水合わせを行い、袋の水ごと水槽へ放ちました。浮かべた袋に切れ込みを入れるだけのシンプルな方法で、袋の水も水槽へ放ちました。

エサは冷凍赤虫を中心に、人工飼料も与えています。食べ残しが出ないように気を付けます。水質は酸性気味にコントロールしており、病気の予防効果があります。(あまり酸性がキツいと痩せやすくなるので注意します。)

塩分濃度調整は金魚を飼育管理するうえで、とても心強い技術です。0.3%を基準にシャキッとしない時には0.5%まであげてコントロールすることも。水草は塩分で枯れやすくなってしまいますが、優先順位は『塩』が上です。

とくに最初の1週間は体調崩しやすいので、意識して観察することにしています。

 

◆通販を含めた販売や価格帯とは

入手難易度…Aクラス

なかなか見かける機会は少ない。

販売価格帯は1¥500~¥1000が目安です。成魚は1/10くらいのお値段で、幼い個体のため比較的安価で手に入ります。これならば何匹かまとめ買いも視野に入ります。

成魚特有の模様は、人工的に調整が入るため、こちらのような幼魚は『地金』らしい模様にならないため、興味がある方は限られてしまいそうな存在ですね。

ではでは(^^)