◆水草レイアウトへ。サジタリア・プラティフィラ、ヒロハオモダカ、スブラタ、ピグミーチェーンサジタリア、ウェザービアーナ、ジャイアントサジタリア。

 

◆サジタリア・プラティフィラ

Sagittaria platypylla

別名ヒロハオモダカ

水中葉は長さ5~28cm、幅0.5~3cmほどでスラリとした葉姿です。本種のは塊茎(かいけい=地下茎の一種。地下で茎の一部が栄養を蓄えて塊状に肥大したもの)を作るのも特徴です。

丈夫で育てやすく冬の寒さや乾燥にも強いです。和名は付いていますが、北米原産の植物のため、不用意に日本の自然へ逸出しないよう注意します。

流通量はそこそこありますがホームセンターでは難しいです。お近くの熱帯魚ショップを利用するかインターネット通販検索で入手します。

 

 

 

◆サジタリア・スブラタ

Sagittaria  subulata

沈水葉は長さ最大で60cmほどにもなりますが、水槽内では10~40cmにおさまります。自然界では汽水域にも自生し海岸近くで群生する姿が見られます。

そのため、アルカリ性の水質にもよく対応し、ソイルでも大磯系砂利でもよく育ちます。富栄養(ふえいよう)の環境でも成長が鈍くならない強健種でもあります。

流通量はそこそこありますがホームセンターでは難しいです。お近くの熱帯魚ショップを利用するかインターネット通販検索で入手します。

 

 

 

◆ピグミーチェーンサジタリア

Sagittaria subulata Pusilla

スラブタの小型のバリエーションで、前景草として古くから親しまれています。葉長は育成条件によって大きく変わり、通常5~10cmですが30cmを超えることも…。

最近はシャープでより小さなものが流通し、強健さはスラブタに準じ魅力的です。絨毯を形成したり水草の垣根、流木や石の側にポイントで植えるなど楽しめます。

流通量はそこそこありホームセンターでも見かける水草です。お近くの熱帯魚ショップを利用するかインターネット通販検索で入手します。

 

 

 

◆サジタリア・ウェザービアーナ

Sagittaria weatherbiana

別名ジャイアントサジタリア、ナガバオモドカ

気中葉はヘラ状ですが、沈水葉になるとシャープになります。長さ20cmほどで幅2~3cmです。プラティフィラと異なり塊茎は作りません。

現在はメダカ用としての人気が高く、水鉢で栽培されることも増えました。やはり日本の自然へ逸出させないように注意します。

流通量はジャイアント・サジタリア名であり、ホームセンターでも見かけます。またお近くの熱帯魚ショップを利用するかインターネット通販検索で入手します。

 

このほか、水草にご興味のある方はこちらもどうぞ。最新の水草情報が掲載されています。光量や二酸化炭素の量、低床の種類なども育成の参考になります。