◆表現の仕方は、それぞれあります。

なんでも、

『金魚の調子が悪い。地面に止まっていて、ヒレがオレンジ色になってしまった。』

ということでした。

『オレンジ色??』

金魚は、『赤~オレンジ色』をしている個体は多くいます。

「ヒレは半透明が多いですけど、オレンジ色って違和感ないな・・・」と率直な感想でした。

詳しくお話を聞いてみることに・・・

 

◆正体は『充血』

まず、金魚が地面でジッとするのは、悪いサインです。

そこで、『ヒレがオレンジ色』から連想されるのは『充血』ですね。

確認したところ、血管らしきものが浮き出ているということです。

これも、調子が悪いサインです。

(ヒレの充血は調子を崩し始めにでる兆候なので、知っておくと良いでしょう。)

治療は水を綺麗にして、0.3%の塩分濃度にしましょう。

少し経過観察を行い、1~3日の間に白点病や尾腐れ病、細菌性皮膚炎などが出てくるかもしれません。

いずれも、初期に気づいて薬を入れるのが効果的ですので、しっかり観察してもらうことになりました。

◆活性が高いと病気になりやすい

魚は暖かい環境だと、活発に動き、ゴハンをよく食べます。

すると、ウンチの量も増えるので水は汚れやすくなります。

やはり、水が汚れるとストレスとなるため、「調子を崩してしまった」という相談も増えてきてます。

今回も、「水換えをしていなかった」という心当たりがあったそうです。

金魚の最近飼育を始めたばかりなので、

早めにご相談に来てくれたのが良かったです。

 

◆今が、一番『水換えする』季節です。

水温が高く、水が汚れやすいこの時期は、一番水換えを行う時期になってきます。

普段は月に1回の水換えペースだとしても、

前倒しで行なうと良いでしょう。

換える水の量も、1/2や2/3とやや多めに換えるのも選択肢です。

日頃の水換えペースは目安として、状況に合わせて換えてあげましょう。

タイミング的に、なかなか出来ないという場合は、

「エサの量を意識して減らしてみる」

などの方法もあります。

 

よく言っているのですが、1匹も魚を★にしない方はおりません。

うまくいかないことも多いですが、失敗を活かすことで、

どんどん上手くなっていきます。

何か手助けになれば幸いです。

ではでは(^^)