金魚が1匹で寂しそうだから・・・

ということで、水槽に金魚を増やそうか悩んでいるご相談を受けました。

最近、一緒に入っていた金魚が亡くなってしまったそうです。

『寂しい』のかどうかという点ですが、

金魚というのは、多少群れのよう関わり合いを好みます。

仲間の近くに集まって行きますし、

先頭の個体についていくような行動も見られますよね。

何匹かで飼育してあげた方が、気が休まるようにも思えます。

しかし・・・


新しい仲間をお勧めしなかった理由

20ℓの水槽に金魚が一匹泳いでいるようです。

「大きさはこのくらいです。」と手を広げてもらうと・・・

デカッ!!(心の声)

実際に見てはいないんですが、広げた手の幅は20cm位ありそうでした。

ちょっと小型水槽で、多頭飼育するのはハードルが高めでした。

これで死なせてしまっては、寂しいどころの話ではなくなってしまいます。

アンモニアの発生源に呼吸がある

実にアンモニアの発生源70%は24時間行っている呼吸だと言われます。

仮に個体を2匹にすると汚れは2倍です。

3匹ならば3倍ですね。

そこまで金魚が大きく育っているのであれば、かなり水を汚します。

逆の見方をすると、20ℓの水槽に対して大きくなった金魚は1匹が適量だと自然淘汰された形にも思えてきます。

大きさにかかわらず、多頭飼育のリスクとしては、1匹が体調を崩すと他の金魚にも悪影響を及ぼし、最悪は全滅パターンとなることです。

そうならないためには、魚の大きさや数に対して、ゆとりのある環境で飼育することです。

もし2匹以上を飼育したいのであれば、水槽のサイズアップをお勧めしました。

 

お店としては売りたいものでしょう。

お客様も「できれば買いたい。」

お店側も「売りたい。」

一見お互いの求めるものが一致はしていましたが、金魚的には迷惑そうなので今回のお仲間は無しという結論でした。

これも正解だと思います。

ではでは(^^)

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