バリスネリアとは

テープ状に長く伸びる定番の水草です。

流通量も多く、ホームセンターでもよく見かけます。

丈夫で二酸化炭素の添加がない水槽でも育つタイプが揃います。

水質にも寛容で、水道水・井戸水の使用で、ほとんど問題ありません。

若干アルカリ性の水を好むので、ソイル(土を焼き固めた底材)よりも、大磯砂や田砂の方が相性は良いことが多いです。

代表的な4種類をまとめてみましたので、ご参考になれば幸いです。

※ご紹介する育成環境は、一例となります。

※二酸化炭素は必要ですが、あえて添加をしない水槽でも育ちます。

 

【NO,1】

◆バリスネリア・スピラリス

バリスネリアと言えば、まずこちらでしょうか。

テープ状の葉は30cmを超えるため、後景に好んで植えられます。

『CO2添加なし』『明るい照明もない』環境でも育ちます。

(照明のない環境は好みません)

水槽に馴染むと、ランナーという子株を横に出して増殖していきます。

もし水草の調子が悪い時・・・

水質は『水道水・井戸水』で、ほとんど問題ないでしょう。

手を加えるとしたら底材を砂利系や田砂系にすることです。

あとは肥料の添加など考えてみましょう。

金魚は水草を食べてしまうのでNGです。

スラリと水面まで伸びる姿は、水槽でもメリハリを作ってくれますよ。


【NO,2】

◆スクリュー・バリスネリア

クルクルと回転して伸びる葉が印象的です。

背丈もスピラリスに比べて低く収まる為、中景のワンポイントにもなります。

やはり弱アルカリ性~中性の若干の硬度がある水質を好みます。

水道水・井戸水の水質で、ほとんど問題ないので、手を加えるとしたら底材を砂利系や田砂系にすることです。

CO2の添加が無くても育ちます。

照明は強い必要はありませんが、何かしらは設置してください。

面白い印象の水草ですね。

 

 

【NO,3】

◆バリスネリア・ナナ

葉が細いのが特徴のバリスネリアです。

高さがあっても威圧感が少なく、爽やかな印象ですね。

育成環境は上記バリスネリアに準じますが、二酸化炭素の添加は有効です。

枯れないにしても、ボリュームがなかなか増えませんね。

ある程度、葉が密集することで本来の色味を出してくれるものです。

僕はこのちょっと濃い目のグリーンが素敵だと思っています。

スラット頭一つ抜け出すシルエットもgoodです!


【NO,4】

※イメージです。

◆ジャイアント・バリスネリア

極太&とても大型になるバリスネリアです。

環境によりますが、長さ1m以上に育つため、60cm水槽でも手狭になってしまうでしょう。

長さに加えて、上記3種よりも草の幅や厚みもあるため存在感がすごいですw

その伸びた葉が水面を覆ってしまうと、他の水草に光が届かず悪影響を及ぼしますので注意しましょう。

丈夫さは変わりません。

大型水槽や迫力のある水草がほしい方に向いています。

 

 

他にも意外と種類の多いバリスネリアたち

ご紹介しきれませんでしたが、他にも『色違い』『ねじれ違い』(もっとキツくねじれます)などが流通しています。

赤色を出したり、綺麗なねじれを出すには二酸化炭素や光量の調整が効果的になっていきますのでご参考までに。

気になるバリスネリアを見つけたら、調べてみるのも良いでしょう。

また、同じ水草でも流通名が違うこともありますので、上記4種に戻ってくるかもしれません。

そういうのも必要ですね。

自分で気がついたものは忘れない。

ではでは(^^)

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