鮒金(ふなきん)

眼が真っ黒なのは、鱗が透明だからです。

よくよくみると、体内が透けていますね。

 

その名の通り、『鮒』と『金魚』の掛け合わせです。

元々、フナの突然変異から生まれた金魚ですから、間の子が生まれることは不思議ではありません。

 

ただの雑種かというと、そうでもありません。

フナ同士、金魚同士では出ない『顔立ち』『鱗(うろこ)』『色彩』などから『変わり金魚』として楽しめる個性が現れます。

飼育方法も金魚に準じて簡単で丈夫です。もちろん混泳も可能。

 

ちなみに、金魚好きに知られる『杭全鮒金(くいたふなきん)』という品種がおります。

ブランドのようなものなので、

『ナイキのスニーカー』ならぬ、

『杭全(くいた)の鮒金』というところです。

 

『鮒』×『金魚』のハイブリッドですが、より厳選され複雑に何代も積み重ねられて生まれた素敵な金魚。

作出者ではなく、周りの金魚好きが命名し広めたという魚は、親の名前を背負い今後も引き継がれていくのですね。

 

話がそれましたが、ただの雑種かと思って見るのと、興味を持って見てみるのとでは見え方が変わってきますね。

好きな金魚を好きなように飼うのは共感します。

↑とても金魚っぽい個体。背中の銀鱗(ぎんりん)が光を反射しています。

 

銀河鮒(ぎんがぶな)

幼い個体は地味ですね。笑

鮒金に引き続き、丈夫で混泳も可能です。

 

フナの改良品種です。

鱗(うろこ)に特徴を持つフナ同士を掛け合わせており、

透明な鱗の中に、輝く鱗が混ざりキラキラとしてきます。

 

光る鱗は銀鱗(ぎんりん)と呼び、入り方には個体差があります。

銀河と言うだけあって、より多く綺麗に反射する個体が好まれ、

見事な個体はビーズで仕立てたようにピカピカさせながら泳ぎます。

 

また、透明な鱗は光の当たり具合でオリーブ色のような独特の味わいが出ます。

「なんだフナかぁ。」と見過ごすのは、もったいないですね。

ではでは(^^)

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