気温が上がり魚は活発になります。エサもしっかりと与えて好調をキープしていきたいですね。食欲多性な錦鯉は口から溢れんばかりに頬張っています。今回も4種を紹介!

 

  • 大正三色(たいしょうさんしょく)
  • 菊水(きくすい)
  • 落ち葉しぐれ(おちばしぐれ)
  • 紅輝黒竜(べにきこくりゅう)

 

大正三色(たいしょうさんしょく)

錦鯉御三家と呼ばれる中の1種になります。赤・白・黒で組み合わされる模様はTHE錦鯉ですね。紅白鯉に墨(すみ)※黒色のこと※を乗せた品種として昔からの人気種。同じく赤・白・黒模様の昭和三色との見分け方は口元に墨が入らないことなのですが・・・右の子は入っているような。笑。いいんです。品評会に出すわけではありません。

同じ三色が名前に入る2種ですが、先輩の大正三色(たいしょうさんしょく)を三色(さんしょく)と呼び、後輩の昭和三色(しょうわさんしょく)は昭和(しょうわ)と呼び分けられます。さらに大正三色には三毛(さんけ)と記載されていた歴史を持つため慣習的に三毛(さんけ)とも呼ばれています。長く浸しまれている錦鯉に歴史ありですね。

 

 

菊水(きくすい)

名前の通り鮮やかな黄色が美しい品種。体色は白ではなくプラチナで光沢を持っている。鱗(うろこ)に特徴を持つ”ドイツ鯉”である。頭から尾にかけて走る側線(そくせん)という触覚器官(しょっかくきかん)に沿って大きめのウロコが並ぶ個体は水槽ならではの際立つ特徴だ。もちろんこれも個体差なのである個体、ない個体、乱れる個体といる。

 

 

落ち葉しぐれ(おちばしぐれ)

比較的新しい品種であり、茶鯉(ちゃごい)や空鯉(そらごい)を思わせる風貌だ。色合いや体色の個体差が激しくバリエーションが多い。こちらの個体も代表的な落ち葉しぐれとは言えないかもしれないが、重なり合う色は魅力的である。オシャレなネーミングもインパクトが大きい。

 

 

紅輝黒竜(べにきこくりゅう)

引き続きこちらもバリエーション豊かではないだろうか!輝黒竜(きこくりゅう)と菊水(きくすい)を交配した品種で入荷は少なめ。赤・黒・プラチナの配色は王道三色とは異なる魅力がある。鱗(うろこ)を持たないためキワ(色と色の境目)が美しい個体や縁取るように大きな鱗が残るものと選ぶのに困ってしまいそうだ。