ピンポンパールの『大きさ』と『寿命』の関係。転覆病を予防するエサ選びとは。

ピンポンパールは人気の金魚で、飼育してる方、飼いたくて迷っている方が多くいらっしゃいます。

基本的な飼い方意外で気になるポイントとして『大きさ』『寿命』『転覆病』があげられます。

今回はその辺りのお話しです。

◆最大サイズは環境で変わる

ピンポンパールは大きな個体ではソフトボールくらいの大きさに育ちます。大人の男性が片手で持ち上げて手のひらいっぱいくらいの大きさです。

しかし、ここまで育て上げるには簡単ではありません。金魚は飼育環境の広さで大きくなるのが止まってしまうので大きな水槽や容器が必要です。

どうしても大型個体を飼いたい方は、小さな個体から育てるよりも、高価ですが立派な個体を購入するのも選択肢です。

SMサイズで販売されている個体をソフトボールサイズへするには、飼育が上手い方が育てて、およそ3年ほどかかるのが目安です。

あくまで上手い方がスムーズに行った場合であり、飼育初心者や中級者では5年でなるか…環境次第では何年育てても、そこまで巨大化せずに止まってしまいます。

逆に言うと飼育環境に合わせて大きくなるのが止まるのは、飼いやすいとも言えます。

◆平均寿命は10年といわれるが肌感5年前後

金魚を急いで大きくしようと育てると、短命になる傾向があります。

エサをどんどん与えて早く立派になった個体は、体型が崩れたりするのも早く感じます。正解なデータはありませんが、普通に飼育を楽しむ分には『早く大きくしよう!』と焦らずに適量のエサを与えるのがお薦めです。

また、エサをたっぷり与える事で、水が汚れやすくなったり、消化不良を起こすリスクが上がるのも短命になる理由です。

◆転覆病を予防するエサ選び

ピンポンパールはその独特の体型により、他の金魚よりも『転覆病』になりやすいです。消化不良を起こしやすく転覆症状が出やすいため、より丁寧な給餌がポイントとなります。

給餌は1日に1〜2回、1回では2分で食べ切る量を心掛けます。食べ残しを予防するために、あえて浮きエサを選び、食べ残しはアミで回収するのも良し。

エサ選びでは、消化しやすい『冷凍赤虫』を準備できる方にはこちらもお勧めです。低水温時(10℃以下くらい)では無理に餌を与える必要もありません。

個体差もありますが、様子をみて食べないなら回収しておくと安心です。ここで役立つ目安が『食べ切るまで2分間』です。

基本的な飼い方意外に、工夫を重ねるとさらに失敗は減りますね。

ではでは(^^)