金魚の飼育が難しいと言われる訳。

金魚の飼育が難しいと思った事はありますでしょうか?

『難しい』にもいろんな目線があり品評会での上位を目指す難しさとは別に、最近金魚を飼い始めた、飼おうと思っている目線で『難しい』と言われる原因についてご紹介いたします。

◆きんぎょすくいの金魚は難しい?

やはり金魚飼育のきっかけになる『きんぎょすくい』の金魚ですが、品種としては丈夫です。しかし、お祭りの容器の中やお家までの移動中に弱ってしまう事が多いです。

事前に水槽(入れ物)を準備しておく、飼育水を準備しておく、エサは当日・翌日は控えるなどポイントはあります。

何より塩分濃度調整(塩浴)と言って『塩』を入れる事で、金魚はとても元気になります。入れる量は1リットルの水に3グラムです。

難しいと思ったかたは、ホームセンターへ行くと『〇〇リットルに1粒入れる』といっはタイプが販売されております。

◆混泳の失敗

また死んでしまうパターンとして『琉金や出目金が弱い』というイメージも多く持たれています。

これは『きんぎょすくいの金魚』である和金(地域差がありますが関東では和金が多い)と琉金・出目金の相性が悪いことが原因です。

和金は長物(ながもの)と呼ばれ、泳ぎが俊敏ですが、琉金や出目金は丸物(まるもの)と呼ばれゆったり泳ぎます。

長物と丸物は別々に飼うのが混泳のセオリーです。

さらに過密飼育になってしまうことが多く、飼育の難易度を上げています。水量が多く、金魚は少ないほど失敗は減ります。

◆飼育セットと情報は豊かになっている

難しいと言われても、金魚は日本人にとって馴染み深い存在には変わりません。何かのきっかけで飼育をスタートした時に応えるようにメーカーさんも日々進歩しています。

簡単な水槽セット(水槽とフィルター)が¥1500でお釣りが来ます。それが身近なホームセンターで手に入るのですから、とても助かります。

さらに、飼育方法やコツなどは、インターネットに情報が集まり、YouTubeでの説明も増えました。

金魚飼育を1匹も殺さずに飼育するのは難しいのですが、とくに幼いお子様などは感受性やいのちの価値観など失敗から気がつく事もあります。

無理やり飼育する必要はありません。何かきっかけがあった時には飼ってみる経験値も良いと思います。

ではでは(^^)