金魚が上の方にいる、浮いている

金魚が上の方を泳いでいると、『トラブルなのか?』と気になる事があります。

もちろん時折り水面をつつく姿などは、健康的な行動です。

しかし違和感を覚えることもあります

 

 

 

◆酸素が少ない?

水面にいてまず頭をよぎる不安として『酸欠』があります。『鼻上げ=はなあげ』ともよばれますが、水中の酸素が不足してしまい金魚が一生懸命酸素を取り込もうとしている姿です。

基本的にエアレーションかフィルターを利用している水槽であれば酸欠は起こりませんが『過密飼育』していたり『夏場の高水温』は水中の酸素不足を引き起こすので注意します。

対処法としては、エアレーションの追加や、適正な飼育数に調整するなどです。

 

 

 

◆エラ病の可能性

いちばん厄介な原因ですが、エラが病気になり上手く呼吸ができない状態です。水中に酸素は十分あるのに、うまくエラ呼吸ができないため、酸欠したように水面でパクパクします。

特徴としては『苦しそう』なのと、左右のエラ両方もしくは片方がくっついた様に開かない、異常に早く動いているなど観察できます。

完治しずらい病気なので、塩分濃度調整や薬を試行錯誤します。また元気な金魚へも写りやすいので、隔離するのも大切です。

 

 

 

◆転覆病(てんぷくびょう)

転覆病は消化不良などの原因で、体内にガスが溜まってしまい水面へ浮かんでしまう状態です。代謝の下がる冬期に増える症状です。

時間が経過してガスが抜けると治ったりしますが、エサが消化不良の原因と考えられる時には23日の絶食を行い、冷凍赤虫にエサを変えると予防になります。

こちらの特徴はひっくり返ってお腹を上にしてしまったり、背中や背ビレが水上へ顔を出してしまうなどあります。

金魚が必死に潜ろうとしますが、すーっと浮かび上がるのが観察できます。

 

 

 

◆エサを待っている

こちらは心配無用のパターンですが、水面に残っているエサを食べようとしていたり、人の気配を感じ取り『エサがくるかもしれない!』と期待して水面に上がってきたパターンです。

健康な金魚はいつでもエサを欲しがるので、ついついの与えすぎには注意します。

エサ待ちの特徴としては、少し観察していれば水中を漂うように泳ぎ始めます。『酸欠』『転覆病』『エラ病』はどれもネガティブな状態なので、元気もなく水面に依存しているように感じます。

金魚が水面付近を泳ぐ時は、良い時もあれば悪い時もあります。

ただし好きで観察していると動きに活発さがあるか、調子が悪そうなのかはなんとなく感じてきます。

日々の観察が役立ちますね。

ではでは(^^)