金魚に優しくするには?

人それぞれ飼い方はあって良い物ですが、自分が考える『優しい飼い方』というのも、こだわりが出て面白いかもしれません。

丸物で気になる金魚を優しく飼うなら

水槽はなるべく大きめを選び、生体の数は少なめに計画します。

120cm水槽をドカンと設置できたら贅沢です。専用の台にオールガラスの水槽を選び、照明も設置。

フィルターは上部フィルターか外部フィルターの2択となりますが、デザインも静音性を考えると外部フィルターにします。

そして殺菌灯の導入とヒーターを設置して、病気対策も入念に行い

ここまできて、お財布にまったく優しくない(現実的ではない)事に気がつきました。

60cm水槽でも45cm水槽でも、少ない数でゆとりを持った環境を土台にすると金魚に優しい環境と考えています。

 

 

 

 

◆飼育環境面で優しくするには

ストレスを与えないというのがポイントになります。

『音』『振動』にも反応するため、開け閉めする時にショックを与えるドアの側には、なるべく水槽は設置しない方が良いです。

そして、お魚にはどうする事もできない『水温』にも気を配りましょう。1日の中で10℃以上水温が変化しないようにするのも目安です。

サーモスタット(水温調節機能)付きのヒーターを設置して、15℃でも20℃でも26℃でも、季節に合わせて変化を抑えたセッティングも良いでしょう。

エサは適量を守り、開封後は3ヶ月くらいで使い切る様にします。古いエサは消化不良の原因になるので気を付けます。

 

 

 

 

◆優しい混泳とは

水槽という限られた環境では、何匹かをまとめて飼育する時は注意が必要です。

1匹では金魚が寂しくないのか?』というお話しも伺いますが、数匹入れて小競り合いの末、弱る個体を見ると、金魚の世界にも複雑な関係性があるのだろうと感じます。

本来は群れを作り外敵から身を守る生き物ですが、水槽の中という環境では基本的に襲われないので、群れになるメリットは低くなります。

1匹飼育は1匹飼育で、金魚ものんびりマイペースに過ごしていますし、気の合う仲間同士で過ごして居るのも悪くありません。

この辺りは、金魚と飼い主さん次第で臨機応変に水槽を作って行くのが良いでしょう。

日常管理の中で『どうしたらもっと金魚に優しくなるのか?』と考えてみるのも良いですね。

ではでは(^^)