◆ドワーフスネークヘッド（カーンチャナブリ産）
見かける機会の多いのが『ドワーフスネークヘッド』です。似た存在の『ドワーフスネークヘッド・ベンガルオレンジ』もおり、スネークヘッドに興味がある方は、1度は眼にする存在です。
本種は広域に分布する品種で、よく『名前』+『産地名』で記載されます。採集場所による大きな違いがあるとは言い難いですが、聞きなれない収集地域にはロマンがありますね。
インド広域に生息し最大全長18cm、水温は12～28℃が飼育目安です。
◆入荷後の初期飼育レポート
袋の中でも元気に泳いでおり、1時間ほどの水合わせを行い、袋の水ごと水槽へ放ちました。ヒレ欠けは浅くすぐに完治しそうです。
移動直後は警戒心高めで、すぐに流木の隙間に身体を潜り込ませます。安心して過ごせる隠れ家は準備してあげます。
エサは喰いつきのよい『冷凍赤虫』から慣れさせて、乾燥クリルや人工フードにも慣れます。身体の線が細い時には『メダカ』や『小赤』も与えます。逆に与え過ぎは体調を崩す原因にもなるため意識して与えます。
【飼育環境データ】
水温 26℃
水質 酸性〜弱酸性
塩分濃度調整0.3%
底砂 ソイル
エサ 冷凍赤虫
※あくまで飼育の一例です。上記環境でなくとも飼育はできますのでご参考までにどうぞ。
◆通販を含めた販売や価格帯とは
入手難易度…A〜Bクラス。
『ドワーフスネークヘッド』で検索をかければ、流通量もそこそこ多く、手に入れやすいです。しかし『〇〇産』にこだわると、広域に分布する品種のため困難になります。
販売価格帯は¥5000前後が目安です。大きくなるはど高価になりますが、スネークヘッド全体で見ても中堅くらいの金額の印象です。
色味の変化は管理されている環境で変化もしますので、発色だけではなくヒレの欠けが少ない個体、水槽に血がづくと元気な動きをする個体を選ぶと良いです。
2020年6月号のアクアライフにてスネークヘッド特集もあり、着実に気にしているアクアリストは増えています。
興味がある方は要チェックです。
※本種も掲載されています。
※スネヘのバイブルとしてお勧めです。
