◆金魚にエアレーションは必要か?【夏場】

『金魚を飼育するのにエアレーションは必要なのか?』

『フィルターが回っていれば、意味ないでしょ?』と思った事はありませんでしょうか?

今回は、エアレーションの効果やメリットをご紹介致します。もちろんなくても飼育はできますが、特性的に使用するならば『夏場』に向いています。

ホームセンターへ行けば\1500ほどで揃えることができますし、知っておいて損はないですね。

 

 

◆地味に効くエアレーションの効果とは

エアレーションのメリットは、いくつかあります。酸素を水中に含ませる効果はもちろんありますが、水中に溶け込む酸素の量は決まっており、過剰な分は空気中へ抜けていきます。

そのためフィルターが動いていれば酸欠になることはあまりないのですが、ただ夏場など水温が上がると『水中に酸素が含まれずらく』なります。とくに金魚など生体が多い水槽では、夏場に設置しておくと安心感も上がります。

 

また水質を安定させてくれる『バクテリア』は酸素を好みます。水槽内にバクテリアを増やす効果もあるので、ガラリと変化することではありませんが、地味に効いてきます。

その他水面を動かしたり、泡が割れる事で油膜(ゆまく)の除去効果が期待され、多少の水温を下げる効果もあります。

エアレーションは総合的に『夏場』にメリットが多いことが分かります。ヒーターが不要な季節には取り替えて設置するのも選択肢ですね。

 

 

◆気をつけること

エアレーションが強すぎると、水中が洗濯機のようになり魚が『溺れてしまう』という現象がおこります。

金魚が軽く流される程度や、金魚自らエアレーションに飛び込んでいく(遊んでいる?!)ようなのは大丈夫です。

水槽内に水の淀み(よどみ)があるのは、良くありませんが、あまりに強い水流ができてしまう場合には、エアレーションの位置を変えるか、水草やアクセサリー類で弱める工夫をすると良いです。もしくはポンプ自体を小さな物に取り替えましょう。

レイアウト性も気になる方は『エアーカーテン』タイプやLED照明付きのタイプなどもあるので、検討してみると面白いでしょう。飼育道具が増えるのは嫌がる方もいらっしゃいますが、うまく利用すれば心強いものです。

ではでは(^^)