◆金魚の『春』トラブル?!繁殖、水温変化、寄生虫(チョウ虫、ウオサジラミ)

金魚も生き物ですから良いことから悪いことまで、さまざま事が起こります。その中でも春は目覚めの季節です。

水温の激しい上下変化や、繁殖シーズン特有のしつこい追尾行動や白濁り。また嫌なちょう虫やウオサジラミといった寄生虫も動きが活発になります。

前もって知識を備えて、後手の対策にならないよう意識しておくのも良いですね。

 

◆水温の激しい上下変化

日中はポカポカと上衣を脱ぐほど温かいですが、日が落ち夜中〜明け方になるとしっかり冷え込みます。この1日の間に激しい水温変化が起こると生体は調子を崩し始めます。私たちも風邪をひきやすいようにお魚も病気になりやすく、1匹なると周りの個体に移す悪い連鎖が起こると大変です。

出来る範囲で水温変化を抑えて、異変には早く気づけるように観察しておきましょう。

 

 

 

◆繁殖シーズンならでは

水温の変化次第では年中繁殖は行われますが、1番増えるのはやはり『春』です。理由として冬場の低水温を体感していることも産卵スイッチが入る要因となるからです。

困るのは、しつこい追尾で『ケンカ』『いじわる』と勘違いされることも。放置して追尾をやめることもありますが、ひどい時は死んでしまうので隔離するなど助けてあげましょう。また産卵モードのオスは明け方などに産卵時に放精すると急激な白濁りを起こすことがあります。なにも知らなければフィルタートラブルかと焦ってしまいますが、原因がオスとわかれば安心ですね。

 

 

◆寄生虫(チョウ虫、ウオサジラミ)

動き出すのは金魚だけではありません。また気温が暖かくなるにつれて金魚が売れるようになるため、気付かないうちに金魚と一緒に広まります。

寄生虫用の魚病薬を使えば治療できるので、気が付いたらすみかに処置しましょう。放って置くとどんどん広まって大変な事になります。いちどかかかると治療には2週間以上かかることもあるので、辛抱強く治しますが、逆に言うと治る病気なので諦めてはいけませんね。

トラブルも起こりますが、活発な金魚が見られる季節ですね。ではでは(^^)