◆ミックスオランダベールテールの入荷後の飼育。白点かと思ったら追い星と粘膜剥離。通販を含めた販売や価格帯とは

ここまで大きくなってこそ、品種の魅力が表現されます。ベールテールは大きく伸長するヒレが特徴です。

SMサイズではお手頃な価格帯で入手できますが、この魅力の片鱗はありません。ただのオランダ獅子頭にしか見えませんが、上手く育てれば2〜3年で迫力を増します。

その数年の飼育を楽しみたい方は、小さめの個体から育て、すぐに堪能したければ大きな個体を検討します。

ミックスオランダということで、色味は個体差が著しく選ぶのが困ってしまうほどです。写真の個体は全身白勝ちで頭部の緋色と体側に輝くウロコがポイントです。

 

 

 

 

袋の中でも元気に泳いでおり、1時間ほどの水合わせを行い、袋の水ごと水槽へ放ちました。飼育方は普通の金魚に準じます。

目の周りの『白点』に気づきましたか？これは『白点病』ではなく『追い星』というオスが産卵モードのサインです。

よく観察するとエラの周りや胸ビレ（エラの下のヒレ）にもついています。見慣れない人にとっては見分けるのが難しいのですが、背中などにポツンと着かないのが特徴で、その場合には『白点病』を疑います。

移動2日目ですが、本調子ではなく粘膜を多く分泌しています。写真用にプラケースに移動したのでよくわかりました・・・これは不調のサイン。このあとは塩分濃度調整を0.3%にして安静に過ごして貰います。混泳もこの状態では避けるのが無難。他の金魚に突かれはじめると、弱ってしまいます。

 

 

『ミックスオランダベールテール』

入手難易度Bクラス

比較的手に入れやすい品種ですが、大きな個体はちょっと少ない。

写真の個体はLサイズと大きく1匹¥8000程が目安で価格的にはおサイフと要相談するレベル。SMサイズならば¥2000くらい、Mサイズ4000くらいがイメージで、定番種よりも高価な価格帯です。

オランダベールテールという品種はだいぶ定番化しておりホームセンターでも見かけるくらいです。

この優雅にたなびく大きなヒレには憧れますね！

ではでは(^^)