◆出目茶金赤花房（でめちゃきんあかはなふさ）飼育。水槽移動で繁殖スイッチに気をつける。通販を含めた販売や価格帯とは。

鼻面に付けた緋色のチャームポイントが抜群の、ちょっとアウトローな金魚です。出目金の身体で、茶色い体色と赤い花房を蓄えています。

花房の大きさや色味には個体差もあり、選ぶ時のポイントにすると良いでしょう。身体と同色の花房個体もいます。

さらに選ぶ余裕があれば、チャームポイントに引っ張られすぎず、『両眼の大きさ』『身体のバランス』に違和感が無い個体を選べると理想的です。

どうしても目立つポイントに目が奪われて、ヒレの曲がりなどは見落としやすいですよね。

 

 

袋の中でも元気に泳いでおり、1時間ほどの水合わせを行い、袋の水ごと水槽へ放ちました。

今からの季節は、春を感じさせる水温変化が起こるようになります。とくにガラリと水が変化する移動は繁殖行動のスイッチに。

必要以上に特定の金魚を追い回してしまうのはそのせいで、あまりにしつこいと突きまわされて☆になってしまうこともあります。

広い環境では逃げ切れるのですが、小さな水槽だからこそ起こる悲しい事件なので、目に余る時は速やかに対処しましょう。

どちらかを移動させても良いですし、セパレーター（水槽の仕切り板）を利用すると良いでしょう。

繁殖モードのスイッチが切れれば、元どおり仲良く過ごします。しかし、数時間後にオフになる事もあれば、数日で続く事もあり、よく観察して対応します。

【飼育環境】

水温　23℃（ヒーター入っています。）

水質　弱酸性～中性

塩分濃度調整0.3%

エサ　冷凍赤虫、金魚人工フード

 

入手難易度A〜Bクラス。

やや入手しづらいレベルです。

一般種のように豊富な流通量はありませんが、定期的に輸入個体など目に入ります。

写真の個体（Mサイズ）でおよそ¥2000あたりが販売価格帯です。同じ大きな定番種より数百円高いほどなので、比較的買いやすいお値段になります。

混泳する時は、花房をもぎ取られる危険があります。組み合わせには気を配ってます。

ではでは(^^)