◆オーストラリアン・シーパーチ(バラムンディ) の純淡水飼育や痩せている個体の注意ポイントとは。

大型魚の飼育をしているアクアリストにはお馴染みの存在の1種です。シーパーチという名前ですが純淡水での長期飼育も可能なタフな魚です。性質は多少荒い面もあり混泳ではパワーバランスがポイントとなります。セパレーターやサブ水槽をうまく利用してチャレンジすると良いですね。

とても大食感で迫力ある捕食シーンが見れる魚で人気がありますが、大型にもなるのでしっかりと計画して飼育を行いましょう。

 

◆入荷後の飼育管理

水合わせは通常通りに完了しました。水槽に袋ごと浮かべますが、その際、ハサミで3cmほど穴を開け1時間経過したら袋の水ごと水槽へ放ちます。写真の個体は袋の中でも水槽へ移動しても元気でコンデション良好でした。

水質 弱酸性~中性

水温 26℃

塩分濃度調整なし

単独飼育

エサは冷凍赤虫や乾燥クリル、メダカや小赤と生き餌から人工飼料までよく食べます。到着時はお腹がぺちゃんこでしたが、持ち前の食欲であっという間にぷっくりしてきます。

 

 

 

◆調子が悪そうならば速やかに塩分濃度調整を行う

とくに幼い個体なのではコンデションを崩すと致命的になることも多く、元気がなさそうならば素早く塩分濃度調整を行いましょう。汽水を作るわけではなく食塩で構いませんのでさっさと入れてしまうと回復が早いです。

基本的に餌喰いも良い品種なので、『食欲がない』ことも不調のサインかもしれません。昨日まで食べていたのに急に食べなくなったなどは水質悪化の可能性もあるので1/3~1/2水換えを行い0.3%~0.5%の塩分濃度へ上げてあげると食欲も復活します。

水質は中性~弱アルカリ性が良いとされますが、一概には言えず適応能力は高いようです。なので混泳水槽を作るときも本種は周りの魚の環境へ合わせられるのも助かりますね。

 

◆通販を含めた販売や価格とは

流通量はそこまで多くはありませんが定期的に流通しています。大きさは10-15cmほどが多く、販売価格は\3000-¥5000が目安です。

大きな個体の流通は少なく高価なので、多くのアクアリストは幼い個体から育てるパターンが多いですね。

体格差やパワーバランスを図りつつ混泳させていますね。

ではでは(^^)