◆岡部養魚場産の桜錦(さくらにしき)の飼育流通や販売。秋から冬にかけてはコンデションに気をつけます。

桜錦は赤色のグラデーションが美しい人気の品種です。背びれを持たないらんちゅう体型で赤色の濃淡、白色、透明、輝く鱗を持ち合わせるため個体差のバリエーションも豊富です。素赤(すあか)や更紗(さらさ)などの定番種よりも流通量は少なく数百円高くなりますが、それでも欲しくなる存在です。

その分、体色が美しく体型が整った個体は高額になる傾向があります。しかしこの岡部養魚場産は国産のクオリティを持ちつつお手頃な価格帯でオススメです。よくよく見れば小さなヒレのよじれなども見受けられますが、品評会に出すわけではありませんので、自宅のアクアリウムにはなんの支障もありませんね。

今回入荷した個体もプリプリしたよく育てられた個体で大きな身体の崩れも見られませんでした。安定のクオリティです。

 

◆今の時期は購入にも注意する?!

秋から冬への移り変わりは気温の変化が激しく、我々が風邪を引きやすいように魚も病気になりやすい季節です。お店で購入する際も魚の体に白点病がついていないか、入荷直後の個体も不安定なので購入は避けておくと無難です。

うがい手洗いに予防効果があるように、お魚に対しては0.3%の塩分濃度調整をしておくことで病気の予防効果になります。また熱帯魚用のヒーターなども使っていると水温変化を抑えてくれるので病気予防になります。

 

◆通販を含めた流通や販売価格とは

桜錦という品種で検索をすると販売数がありますが、岡部養魚場産に限定すると入手は難しくなります。そこまで産地にこだわらないという方であれば入手自体は用意です。販売名が『桜錦』だけであれば外国産であり、『○○産桜錦』となれば○○に埼玉県や弥富といった国産である称号が記載されています。愛好家モノも国産ですね。

販売価格は写真の岡部養魚場産で1匹¥1500~¥2000と大きさの割にお買い得です。もともと定番種よりも流通量が減る桜錦は付加価値があるぶん同じ大きさの個体であれば数百円高価になる傾向がありますね。また系統や模様や柄の入り方や体型の整い方で良個体は高騰もします。

自分の好みの個体が見つかると嬉しいですね。

ではでは(^^)