◆国産羽衣オランダ獅子頭、長手(ながて)と丸手(まるて)

今回の羽衣オランダは、長手気味の個体であり、日本オランダを連想させる体形です。

対峙するように、丸手とは胴体が短く丸っこい体形をしています。

ピンポンパールのようにシルエットが可愛らしく、より人気があるのは丸手と言えるでしょう。

とくに丸手はタイなどの暖かい地域で養殖されている個体入荷が多く、上手く育成がいかない時には、熱帯魚さながらなヒーター導入も、効果的です。

長手ですが、丸手と比べて泳ぎは俊敏でありエサへのリアクションの速さや、他の金魚から突かれても、泳いで振りほどきやすいなど、丈夫さに繋がるポイントをおさえていますね。

 

 

 

◆元気に密集するのは調子が傾向

金魚たちが、元気に密集するのは好調な時の行動です。

もともと外敵の多い魚類は群れになる修正が強い種類は多く、金魚も例外ではありません。

ポイントととしては、『元気に!』密集するというところです。

先頭の1匹が移動すると、釣られて群れが移動します。

背ビレをピンと張り、力強く泳いでいれば、元気と言え安心です。

しかし、調子が悪い時は背ビレをたたみ、弱々しく泳いでいます。

水槽の隅っこや、フィルターの出水口や、エアレーションに向かっているだけの群れは、イマイチな時の行動なので注意します。

 

 

 

 

 

 

◆重なり合う色彩も見もの

羽衣という品種の特徴は、背中に衣をかけているような模様から来ているようです。

本種も黒色を基調として、赤色がさす個体など色を重ねて羽織っているようであり、魅力が感じられます。

同じような模様であっても、小さな違いに気がつくと実にバリエーション豊かであり、好みが出てくることが分かります。

トリカラーオランダよりも、白色と黒色の2色に重きを置いている羽衣模様です。

パンダを連想させるその配色は、人気の存在です。

流通量はそこまで多くはありませんが、定期的に流通する品種です。

自分好みの個体を探すのも楽しいです。

ではでは(^^)