◆水槽で楽しむ錦鯉(にしきごい)たち。紅白とは。

 

◆紅白(こうはく)

白い肌地に緋盤(ひばん=赤い模様)の入る錦鯉の代表品種です。最多生産量を誇り、白地はより白く美しく、濃厚な紅質・緋盤が胴体と尻鰭の境にありバランス良く模様が入る個体が良いとされます。

さらにキワ(白地と緋盤の境目)のはっきりとした個体が好まれます。

2色構成という非常にシンプルな錦鯉ですが、同じ柄がいないほど奥深い。

緋盤模様の入り方だけでも、一本緋、大模様、二段・三段・四段模様、鹿の子、面被、片模様、稲妻紅白等々、18種類以上の専門用語が存在します。

 

20cmほどで成長が落ち着いてくると、年齢を重ねるたびに緋盤の濃さが増し、見応えのある個体に仕上がっていきます!

水槽飼育においても色揚飼料の技術革新により、緋色の色揚げだけではなく、白い肌地にもこだわった錦鯉専用飼料もあります。

大きさではなく、肌・鱗の美しさ、緋盤模様、緋色・白地の質で楽しめるのは、水槽飼育による横見の醍醐味であり、最大の魅力。

 

流通量は比較的に多く、ホームセンターでも見かけるほどです。まだ幼さの残るSMサイズであれば¥1000以下で入手できます。

やはり模様のバリエーションも豊富なので、選ぶ楽しみがあります。池などの場合は上見する事をイメージして頭部や背部の模様を中心に選ぶと良いです。

 

また、水槽などで横見が想定される場合は、側面からの模様の入り方観察して好みの個体を選ぶと良いです。ヒレが伸びるヒレ長タイプや、鱗に特徴が現れるドイツ鯉タイプも印象がだいぶ変わります。