◆夏が近づくと、ご相談が増えてくるのが『テラリウム水槽』です。

水槽の中に水中と陸上が混在するのがテラリウム水槽です。

陸地には小さな滝を作ったり、コケから下垂れる水滴を表現することで、涼しげな雰囲気があります。

メダカやアカヒレ、エビなども飼育できますし、ヒーターを設置すれば小型の熱帯魚の飼育も楽しめます。

 

◆『滝』や『水滴』は難しい??

普通の水中フィルターを設置すれば魚の飼育は可能です。

しかし、水流を遊ばせることはできまん。

どうやって作っているのか・・・

最近便利なのは、テラリウム用のポンプセットを利用する事です。

 

◆アクアテラメーカー(GEX)

 

名前もズバリ。

テラリウムを作れるポンプセットです。

小型ポンプはレイアウトの隙間に隠しやすく扱いやすいです。

砂を敷くことで、底面フィルターの役割を果たし水質浄化をしてくれます。

水流パーツなどもセットに含まれているので、はじめてのテラリウム水槽には向いています。

 

 

◆持ち上げる高さに気をつける

ポンプのパワーですが、高さに注意しましょう。

あまりに高い所へ水の出口を設置しても、出てこなくなってしまいます。

60cm水槽以下が対応スペックなので、約30cmほどの水揚能力としてレイアウトを作ると良いでしょう。

たくさん分岐するほどパワーは分散します。

どうしても水流の調整をしたいときには、目立たないところに一方コックを設置すると調節できます。

 

 

◆もっと高さを出したい時には・・・ 

ニッソーのパワーポンプPP-51とうものがあります。

【最大揚程75cm】となっているので、かなり持ち上げられます。

その分一回りポンプは大きくなります。

更に、水流を工作するには、別でパーツを揃える必要もあるので、やはり最初は、アクアテラメーカーで出来る範囲が作りやすいと思います。

 

 

◆はじめは『作り込み過ぎない』で良い

はじめから手の込んだレイアウトではなく、簡単に組み上げて作ってみるのが慣れやすいでしょう。

それであっても、はじめての作業は予想外の事が出てきたりするものです。

一度作ってしまえば、日頃のメンテナンスなども行っていくうちに、どんどん慣れていきます。

そこでまた新しいレイアウトのアイデアが浮かんでくることも!

暑い夏ピッタリの、とても涼しげな水槽にチャレンジしてみては?!

ではでは(^^)